エンロンの独立性
(b) FASB の独立性図表3-2
米国の会計基準設定主体
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1.SEC と民間会計基準設定主体 米国では、企業会計の基準設定権限は、1934 年証券取引法により証券取引委員会(SEC)に付与されているが、SEC は基準設定を次の民間組織に委任してきた。 ・ 米国公認会計士協会(AICPA)の会計手続委員会(Committee on Accounting Procedure)(1936 年~59 年) ・ 会計原則審議会(Accounting Principles Board:APB)(1959 年~73 年) ・ 財務会計基準審議会(Financial Accounting Standard Board:FASB)(73 年~) これは、独立の民間基準設定主体が会計基準を設定することで、会計基準に政治的圧力がかかることを避けるという考え方によるものである。 2.財務会計基準審議会(Financial Accounting Standard Board:FASB) FASBは1973 年に非営利団体、財務会計基金(Financial Accounting Foundation:FAF)により設立された。 FASB の運営資金はFAF が拠出し、FASB メンバーはFAF によって選任される。FASB メンバーは常勤の7名で、会計士3名、実業界(財務諸表作成者)2名、投資家・アナリスト(財務諸表のユーザー)1名、学識経験者1名から構成され、FASB の独立性を確保するため就任前の雇用関係 を絶って就任する。 FASBの会計基準設定プロセスは公開性が徹底されており、FASB の会合は公開され、公聴 会や公開草案に対するパブリック・コメント手続等が採られている。 (出所)FASBより作成 |